【2025年最新】初心者向けランニングシューズおすすめ5選|1万円台で失敗しない選び方を徹底解説

プロフィール

「3,000円のシューズを買ったせいで、30分で膝が壊れました」

これ、私の実話です。

「ランニングシューズなんて、どれも同じでしょ?」なんて軽い気持ちでAmazonのセール品を買ったら、たった30分のランニングで膝に激痛が。それまで楽しく走れていたのに、走るたびに膝が痛くて、最終的には病院行き。理学療法士に言われた一言が衝撃的でした。

「シューズが原因ですね。安いシューズは、膝を壊す爆弾みたいなものですよ」

正直、シューズでここまで変わるとは思っていませんでした。でも、1万円台のちゃんとしたシューズに変えたら、嘘みたいに膝の痛みが消えたんです。今では1時間走っても全然平気。

「安物買いの膝失い」って、本当にあるんだなと。

この記事では、実際に膝痛から復活した私が、1万円台で買える「本当に初心者におすすめできる」ランニングシューズ5選を紹介します。膝を壊して後悔する前に、ぜひ読んでみてください。高いシューズを勧めるつもりはありません。でも、最低限これくらいは投資してほしい。あなたの膝のために。


コンテンツ

なぜ初心者には「1万円台」のランニングシューズがおすすめなのか?

高額シューズは初心者には不要な理由

ランニングシューズって、高いものだと3万円近くするモデルもあります。カーボンプレート搭載の「厚底シューズ」なんかは特に高額。でも、初心者がいきなり高額なシューズを買う必要はないと思うんです。

理由は単純で、自分に合うかどうかわからないから。走ってみないとわからないことって多いんですよね。足の形、走り方のクセ、プロネーション(着地時の足の倒れ込み)の程度、どれくらいの距離を走りたいのか——これ全部、実際に走ってみて初めてわかることです。

1万円台でも性能は十分すぎる

「安いシューズだと怪我しやすいんじゃない?」って思う人もいるかもしれません。でも、1万円台のシューズでも、性能は十分どころか、初心者には十分すぎるくらいです。むしろ、この価格帯にこそ「初心者が安心して使える」モデルが揃っています。

各メーカーも、初心者や一般ランナー向けのモデルに力を入れていて、クッション性、安定性、耐久性のバランスが取れた製品が多いんです。高額なシューズは「サブ3(フルマラソン3時間切り)」を目指すような上級者向けで、スピード重視の設計。初心者が履いても、その性能を活かしきれないことも多いです。

まずは1足目で自分を知る

1万円台で最初の1足を選んで、実際に走ってみる。そこで「もっとクッションが欲しい」「もっと軽いほうがいい」「反発性が欲しい」といった自分の好みがわかってきます。2足目、3足目と買い替えていく中で、自分に最適なシューズが見えてくる。これが、賢いランニングシューズの選び方だと思います。


初心者が失敗しないシューズ選びの5つの基準

ランニングシューズを選ぶとき、初心者が必ずチェックすべき5つのポイントを解説します。この基準を押さえておけば、大きな失敗は避けられるはずです。

1. クッション性:足への衝撃を和らげる

クッション性とは、着地したときの衝撃をどれだけ吸収してくれるかという性能です。初心者は走るための筋力が不足しているので、クッション性が高いほうが膝や関節への負担が少なくなります。

ランニングを始めたばかりの頃って、正しいフォームで走れていないことが多いんです。着地の衝撃をうまく逃がせず、膝や腰に負担がかかりやすい。だからこそ、シューズのクッション性が重要になります。

ただし、柔らかすぎると安定性が犠牲になることもあるので、バランスが大事。「フワフワしすぎて、逆に走りにくい」なんてこともあります。

2. 安定性:着地時のブレを抑える

安定性とは、着地したときに足がブレないかどうか。特に「オーバープロネーション」(着地時に足が内側に倒れ込む動き)傾向がある人は、安定性を重視したモデル、いわゆる「スタビリティシューズ」を選ぶべきです。

オーバープロネーションは、実は日本人に多い特徴とのこと。扁平足気味の人や、O脚の人に多く見られます。私も軽度のオーバープロネーションで、安定性のないシューズを履くと膝が痛くなります。

スタビリティシューズには、ミッドソールに硬めの素材を配置したり、内側を厚めにしたりして、過度な倒れ込みを防ぐ構造が採用されています。

3. 重量:軽ければいいわけではない

「軽いシューズのほうが走りやすいでしょ?」って思いがちですが、実は初心者には「適度な重さ」があるほうが安心なんです。

軽量モデル(200g台)は、確かに走りは軽快です。でも、軽量化のためにクッション性や安定性が犠牲になっていることが多い。これは上級者向けの設計で、初心者が履くと怪我のリスクが高まります。

初心者には、300g前後が適切な重さ。この程度の重量があれば、十分なクッション性と安定性を確保できます。数十グラムの違いよりも、「安全に走れるか」のほうがずっと重要です。

4. ドロップ(落差):アキレス腱への負担を考える

ドロップとは、かかとと前足部の高低差のこと。一般的なランニングシューズは8〜10mm程度のドロップがあります。

ドロップが大きい(10mm以上)と、かかと着地がしやすく初心者向き。ドロップが小さい(4mm以下)と、フォアフット(前足部)着地に適していて、上級者向けです。

初心者は8〜10mm程度が無難。ドロップが小さすぎるシューズを選ぶと、アキレス腱やふくらはぎに負担がかかって、怪我の原因になることもあります。

5. 通気性:長時間走っても快適に

走っていると足は意外と蒸れます。特に夏場は、通気性の良いメッシュ素材のアッパーを選ぶと快適です。

最近のランニングシューズは「エンジニアードメッシュ」という、通気性と強度を両立させた素材が多く採用されています。通気穴が多く配置されているモデルなら、夏場でも比較的快適に走れます。

ただし、通気性が良すぎると冬は寒いので、季節に応じて使い分けるのも一つの手です。


私が使っているシューズ:New Balance Fresh Foam X 860 v14の本音レビュー

基本スペック

・EVAボードを搭載したスタビリティモデル ・2層構造ミッドソールで安定感とスムーズなライド感を実現 ・Fresh Foam Xに軽いコンパウンドを採用し軽量化 ・縦構造アウトソールが安定性とスムーズな蹴り出しをサポート ・ドロップ:8mm ・重量:約306g

膝痛に悩んでいた私がこのシューズに出会った経緯

実は、このシューズを買う前、私は膝痛に悩んでいました。それまではニューバランスのHANZO Uを愛用していて、500kmほど走ったあたりで「そろそろ買い替え時かな」と。そこで「ランニングシューズって、そんなに差はないだろう」という軽い考えで、Amazonのセール品で某メーカーの3,000円くらいのシューズに変えてみたんです。

「安くてラッキー!」なんて思っていたんですが、これが大失敗でした。

安いシューズで膝を痛めた経験

新しいシューズでランニングを始めて30分。いつもと違う違和感が膝に。「あれ? 気のせいかな」と思いながら走り続けましたが、終わる頃には明らかに膝が痛い。

元々O脚気味で骨格の問題もあって膝には気を使っていたんですが、走り方を工夫したり、ストレッチを入念にしたり、色々試しても、1時間以上走れる状態には戻りませんでした。いつもなら平気な5kmでも膝が痛くなる。「これはおかしい」と思って、病院で理学療法士の方に相談しました。

理学療法士から受けたアドバイス

「シューズ、何使ってますか?」と聞かれて、3,000円のシューズのことを伝えると、「それが原因かもしれませんね」と。

「シューズが合っていないと、着地時の不安定さが膝への負担を増やすことがある。特に安価なシューズは、安定性を確保するための構造が不十分なことが多い」というアドバイスをいただいて、ハッと気づきました。「価格だけで選んじゃダメだったんだ…」って。

そこで安定性に優れたスタビリティモデルを探していたところ、以前使っていたHANZOと同じニューバランスのFresh Foam X 860 v14に出会ったんです。

このシューズで世界が変わった

新しいシューズが届いて、すぐに試走。履いた瞬間から「あ、これ違う」と感じました。

このシューズの一番の特徴は、土踏まずの内側の靴底が厚めに設計されていること。普段履きのスニーカーとは明らかに違って、着地したときに足裏全体が安定して地面と接地し、内外へのブレがほとんどありません。この感覚、本当に感動的でした。

実際に走ってみると、着地時の膝にかかる内外のブレをほとんど感じず、脚を前に真っ直ぐ、自然に踏み出せます。さらに、安定性が高いおかげで身体全体の無駄な上下運動が減って、着地の衝撃を最小限に抑えながら地面をしっかり蹴って進める感覚があります。

シューズを変えたら、膝の状態に明らかな変化がありました。今では1時間程度のランニングが、また楽しめるようになったんです。

ただし、シューズだけでは解決しなかった

ただし、正直にお伝えすると、シューズを変えただけで全てが解決したわけではありません。膝の状態を本当に良くするには、走り方やフォームの見直しも大切でした。

着地の仕方(かかとから着地するか、ミッドフット着地か)、足の運び方、上半身のバランス、腕の振り方——こういった要素を少しずつ改善していくことで、さらに快適に走れるようになりました。シューズは土台、フォームは技術。この両方が揃って初めて、本当に快適なランニングが実現するんだと実感しています。

サイズ感とフィット感について

私の足は横幅が標準より少し広めで、細身のランニングシューズだと小指が窮屈になることがあるんです。特にナイキやアディダスは細めの作りが多くて、合わないことが多かった。

でもFresh Foam X 860 v14は、本当に素晴らしいフィット感。横幅にちょうど良いゆとりがあるから足指が自由に動けて、でもゆるすぎることもなく、シューズ内で足がズレることも少ない。このバランスが絶妙で、まるで私の足を知っていたかのような設計です。

サイズ感は「標準〜やや小さめ」という印象。私はいつもより0.5cm大きいサイズを選びましたが、これが正解でした。つま先に1cm程度の余裕があって、長時間走っても爪が当たって痛くなることはありません。

靴上面の素材も考え抜かれていて、冬でも快適に走れる適度な厚さと、夏でも蒸れにくい通気性を両立。しかも軽量で足への負担が少ないから、中・長距離でも疲れにくいんです。

気になる点も正直に

完璧なシューズではありません。いくつか気になる点もあります。

インソールが薄め 標準のインソールは少し薄めで、衝撃吸収や足を包み込むような安定感の面では物足りなさを感じることも。ただし、これは市販のランニング用インソールに交換すれば解決します。むしろ、自分好みのクッション性にカスタマイズできると考えれば、自由度が高いとも言えますね。

靴紐の質感 靴紐は軽量な作りで解けやすさは特に問題ないのですが、少し安っぽい印象を受けます。触った感触が薄めで、このシューズ全体のクオリティを考えると、もう少ししっかりした素材だったら完璧だったのに…と思う部分です。気になる方は、スポーツショップで質の良い靴紐に交換するのも一つの手ですよ。

ホワイトカラーは汚れやすい カラー選びについて。私が選んだホワイトベースに黄色のロゴ、靴底は爽やかな青の差し色が入ったモデルは、見た目は本当に美しいんです。青と黄色のバランスが絶妙で、サイドの「Fresh Foam X」の文字と模様も凝っていて、シンプルなのに存在感がある洗練されたデザイン。

ただし、ホワイトカラーは汚れが目立ちやすいんです。雨の日の路面の跳ね返りや砂埃が、思った以上に付着しやすくて。防水スプレーも試してみましたが、完全に防ぐのはなかなか難しいですね。

今発売されているモデル(2025年版)には、グレーやブルー、シックなブラックなど、汚れが目立ちにくいカラーバリエーションも豊富に用意されています。汚れを気にせず思いっきり走れる色が揃っています。今から買うなら、濃い色を選ぶのがおすすめです。

とはいえ、明るめの色を選ぶのも悪くないですよ。映えるブルーやホワイトは、車や自転車からの視認性も高くて安全面でも優秀。夜間のランニングでも「ランナーがいますよ」ってしっかりアピールできるから安心です。

こんな人に本当におすすめしたい

・着地時の安定性を求めている方 ・地面をしっかり蹴る感覚が好きな方 ・膝の負担を減らしたい方 ・中・長距離(5km以上)を快適に走りたい方 ・オーバープロネーション傾向がある人 ・足幅が広めの人


初心者におすすめのランニングシューズ5選を徹底比較

ここからは、Fresh Foam X 860 v14以外のおすすめシューズを紹介していきます。それぞれ特徴が違うので、自分の走り方や目的に合ったものを選んでください。

1. ASICS GT-2000 14:安定性とスピードを両立した定番モデル

基本スペック ・FF BLAST PLUSクッショニング ・LITETRUSS技術で安定性をサポート ・約280g前後と比較的軽量 ・ドロップ:8mm

特徴とレビュー ASICSの定番スタビリティモデルで、初心者から中級者まで幅広く支持されています。今作のGT-2000 14は、前作からクッション性と反発性が大幅に強化されたそうです。

興味深いのは「ノヴァブラストの安定版」という評価。ノヴァブラストはASICSの反発重視モデルなんですが、それに近い走り心地を、安定性を保ちながら実現しているらしい。つまり「守りながら攻める」シューズということですね。

完全に初心者向けというより、長く使えるオールラウンダーという印象です。初心者から始めて、中級者になってもずっと使い続けられるシューズ。

こんな人におすすめ ・安定性を最優先したい人 ・オーバープロネーション傾向がある人 ・将来的にスピードも出したい人 ・ASICSブランドが好きな人 ・長く使えるシューズが欲しい人


2. Mizuno Wave Sky 9:マックスクッションで膝に優しい

基本スペック ・Foam Wave構造による高クッション性 ・U4icXフォームで軽量化 ・マックスクッションモデルながら安定性も確保 ・完全リデザインされた新世代モデル

特徴とレビュー Wave Sky 9は、ミズノが本気で作った「マックスクッション」モデルです。HOKAのような厚底シューズ市場に対抗するために、ミズノが満を持して投入したという感じ。

レビューを読むと「柔らかいのに、ちゃんと安定している」という評価が目立ちます。これ、実はすごく難しいバランスなんですよね。厚底にすればするほど不安定になりやすいので。でもミズノの「Wave」技術がそれを解決しているようです。

こんな人におすすめ ・とにかく足への衝撃を減らしたい人 ・長距離(10km以上)を目指している人 ・ミズノブランドが好きな人 ・デザイン性も重視したい人 ・体重が重めの人

AmazonでMizuno Wave Sky 9を購入する https://amzn.to/4q9iQFl


3. On Cloudrunner 2:デザインと快適性を両立

基本スペック ・CloudTec構造による独特のクッション感 ・Helion superfoamで軽量かつ耐久性向上 ・モダンでスタイリッシュなデザイン ・街履きとしても使いやすい

特徴とレビュー Onというブランド、最近人気ですよね。特徴的なのが、ソールの「穴ボコ」構造。これ、見た目のインパクトもありますが、実際のクッション性も独特です。

「柔らかすぎず、硬すぎず」という絶妙なバランス。足あたりが優しいので、長時間履いていても疲れにくいという声が多いです。ランニング初心者にとって「走っても疲れにくい」って、めちゃくちゃ重要なポイントですよね。

あと、デザインがおしゃれ。カフェに走っていくとき、そのまま店に入れるデザインです(笑)。普段履きとしても使えるので、コスパも良いかもしれません。街中でOnのシューズを履いている人を見ると、「わかってるな」って思います。

こんな人におすすめ ・快適性・足あたりの良さを優先したい人 ・デザイン性も重視したい人 ・ランニングと普段履きを兼用したい人 ・On特有の走り心地を体験してみたい人 ・おしゃれなランナーになりたい人

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4. ASICS Novablast 5:楽しく走れるモチベーションシューズ

基本スペック ・FF BLAST PLUS ECOクッショニング ・高い反発性で「弾む」感覚 ・トランポリンベッドミッドソール構造 ・比較的軽量

特徴とレビュー Novablastは、ASICSの中でも「楽しく走れる」ことを重視したモデルです。他のシューズと決定的に違うのが、この「弾む感覚」。

地面を蹴ったときに、グッと前に押し出される感じ。これ、慣れてくるとクセになります。「走るのって、こんなに楽しかったっけ?」と思わせてくれるシューズ。

ランニング初心者って、最初は「走るのがしんどい」と感じがちですよね。でも、このシューズは「走るのが楽しい」と思わせてくれる力があるみたいです。モチベーション維持という意味で、初心者向きかもしれません。継続こそが最大の課題ですから、「走るのが楽しい」と思えるシューズは本当に価値があります。

こんな人におすすめ ・「走る楽しさ」を感じたい人 ・モチベーションを維持したい人 ・ニュートラルな足の動きの人 ・将来的にスピードも出したい人 ・反発性のある走り心地が好きな人

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5. ASICS GT-1000 13:1万円台前半のコスパ最強モデル

基本スペック ・PureGELテクノロジー ・FLYTEFOAMクッショニング ・3D GUIDANCE SYSTEM搭載 ・約268gと軽量 ・ドロップ:8mm

特徴とレビュー GT-1000 13は、GT-2000 14の廉価版として位置づけられていますが、侮ってはいけません。同等レベルの安定性とクッション性を備えています。

PureGELテクノロジーとFLYTEFOAMクッショニングの組み合わせにより、ソフトな着地感を実現。3D GUIDANCE SYSTEMも搭載され、バランスの取れた安定した走りが可能です。

「初心者ランナーが最初に履くシューズ」として多くのレビューで評価されています。GT-2000との価格差は約4,000円。性能はGT-2000にやや劣るものの、初心者には十分すぎるスペックです。

重量も約268gと比較的軽量で、長距離ランでも疲れにくい設計。「まず1足目を安く抑えたい」「GT-2000は高いと感じる」という人には、このGT-1000 13が最適解かもしれません。

コスパで考えると、この価格帯では最強クラスだと思います。1万円台前半で、ASICSの安定性とクッション性を体験できるのは本当にお得。

こんな人におすすめ ・コスパを重視したい人 ・GT-2000は高いと感じる人 ・安定性とクッション性の両方が欲しい人 ・ASICSを試してみたい人 ・最初の1足を安く抑えたい人


ランニングシーン別・おすすめシューズの選び方

自分がどんなシーンで走るかによって、最適なシューズは変わってきます。ここでは、具体的なシーン別におすすめを紹介します。

通勤ラン・軽めのジョギング(距離:〜5km)

おすすめ:On Cloudrunner 2 または ASICS Novablast 5

会社帰りにサクッと走る、朝の軽いジョギング程度なら、快適性と楽しさを重視したシューズがベスト。On Cloudrunner 2は普段履きとしても使えるデザイン性があり、そのまま駅まで歩いても違和感なし。Novablast 5は弾むような走り心地で、短い距離でも楽しく走れます。

週末の本格ラン(距離:5〜10km)

おすすめ:Fresh Foam X 860 v14 または ASICS GT-2000 14

週末にしっかり走り込みたいなら、安定性とクッション性のバランスが取れたシューズを。この距離になると、シューズの性能差がはっきり出てきます。安定性が高いモデルを選ぶことで、フォームが崩れにくく、怪我のリスクも減らせます。

長距離・ハーフマラソン練習(距離:10km以上)

おすすめ:Mizuno Wave Sky 9 または ASICS Novablast 5

10km以上の長距離になると、クッション性が何より重要。疲労が溜まってくると着地が雑になりやすいので、しっかりクッションで守ってくれるシューズを選びましょう。Wave Sky 9のマックスクッションは、長距離でも足を守ってくれます。

膝・関節に不安がある人

おすすめ:Fresh Foam X 860 v14 または Mizuno Wave Sky 9

過去に膝を痛めた経験がある、関節に不安があるという人は、安定性とクッション性を最優先に。私のように膝痛から復活した実例もあるので、シューズ選びは本当に大事です。

オーバープロネーション傾向がある人

おすすめ:ASICS GT-2000 14 または ASICS GT-1000 13 または Fresh Foam X 860 v14

扁平足気味、O脚、着地時に足が内側に倒れ込む感覚がある人は、スタビリティシューズ一択。これらのモデルは、過度な倒れ込みを抑える構造が採用されているので、安心して走れます。

予算を抑えたい人

おすすめ:ASICS GT-1000 13

「できるだけ安く抑えたいけど、性能は妥協したくない」という人には、GT-1000 13が最適。1万円台前半で、十分な安定性とクッション性が手に入ります。


初心者が失敗しないための購入前チェックリスト

シューズ選びで失敗しないために、購入前に必ずチェックしておくべきポイントをまとめました。

1. 必ず試着すること(最重要!)

ネットで買う前に、一度は実店舗で試着してください。サイズ感はブランドやモデルによって全然違います。同じ27.0cmでも、ナイキとニューバランスでは全く違うんです。

できれば夕方(足がむくんでいる時間)に、実際に走るときに履くランニングソックスで試着するのがベスト。朝と夕方では足のサイズが5mm程度変わることもあります。

2. つま先に1cm程度の余裕を持たせる

走っているときは足が前にズレます。つま先がギリギリだと、下り坂で爪が当たって痛くなったり、最悪の場合は爪が剥がれることも。親指の先端からシューズの先端まで、1cm程度(大人の指1本分)の余裕があるのが理想です。

3. 店内を歩いてみる、できれば走ってみる

試着したら、必ず店内を歩き回ってください。最近のスポーツショップには、試し履き用の走行スペースがあるところも。実際に走ってみると、フィット感やクッション性がよりわかります。

4. 両足とも履いて確認する

「面倒だから片足だけでいいや」はNG。左右で足のサイズが違う人は意外と多いんです。私も右足のほうが0.5cm大きいので、必ず両足履いて確認します。

5. シューズの寿命を意識する

ランニングシューズの寿命は約600〜800kmが目安。これは走行距離で、期間ではありません。週に20km走る人なら、半年〜10ヶ月程度。週に10kmなら1年〜1年半程度です。

「もったいない」と思って履き続けると、クッション性が落ちて怪我のリスクが高まります。見た目はまだ綺麗でも、ミッドソールのクッション性は確実に劣化しています。

6. 複数モデルを試着して比較する

1つのモデルだけ試着して決めるのではなく、できれば3〜4モデル試着して比較してください。「これが良い」と思っても、他のモデルを履いてみたら「あ、こっちのほうが合う」なんてこともよくあります。

7. 店員さんに相談する

スポーツショップの店員さんは、シューズの知識が豊富です。「初心者なんですが、おすすめはありますか?」「膝に不安があるんですが」と相談すれば、適切なモデルを提案してくれます。恥ずかしがらずに、どんどん質問しましょう。

8. セールを狙うのもアリ

型落ちモデルなら、さらに安く買えることも。ランニングシューズは毎年新モデルが出るので、前年モデルが3〜4割引になることもあります。性能的には大きな差がないことも多いので、セールは狙い目です。


よくある質問(FAQ)

Q1. ランニングシューズとスニーカーの違いは?

ランニングシューズは、走るための機能(クッション性、安定性、軽量性など)に特化しています。普通のスニーカーで走ると、クッション性が不足していて膝を痛めやすいです。本格的にランニングを始めるなら、必ず専用シューズを買いましょう。

Q2. どれくらいの頻度で買い替えるべき?

走行距離600〜800kmが目安。週に20km走る人なら半年〜10ヶ月、週に10kmなら1年〜1年半程度。見た目が綺麗でも、クッション性は確実に劣化しているので、距離を記録しておくと良いですよ。

Q3. 雨の日用に別のシューズを用意すべき?

できれば用意したほうが良いです。ランニングシューズは濡れると乾きにくく、連日使うとカビや臭いの原因に。雨の日用に安めのシューズを1足持っておくと、ローテーションできて便利です。

Q4. インソールは交換したほうがいい?

標準のインソールで問題なければ交換不要。ただし、もっとクッション性が欲しい、アーチサポートが欲しいという場合は、市販のランニング用インソール(2,000円〜5,000円程度)に交換するのもアリです。


まとめ:あなたに最適な1足を見つけるために

5つのランニングシューズを紹介してきましたが、正直に言うと「これが絶対正解」というシューズはありません。人によって足の形も走り方も違うので、自分に合ったシューズを見つけるしかないんです。

ただ、選ぶときの優先順位ははっきりしています。初心者がまず重視すべきは:

安定性(怪我を防ぐ)
クッション性(続けられる快適さ)
価格(無理なく買える範囲)

軽さや反発性、スピードは、その次です。まずは「安全に、快適に走れる」こと。これが何より大事。速く走れるようになるのは、その後の話です。

私の個人的な結論

Fresh Foam X 860 v14は、初心者に本当におすすめできるシューズです。安定性とクッション性のバランスが良くて、「これなら安心して走れる」という安心感がある。実際に膝痛から復活できた経験があるので、自信を持っておすすめできます。

ただし、人によって最適なシューズは違います:

  • もっと柔らかい走り心地が好きなら → Mizuno Wave Sky 9
  • 安定性を最優先するなら → ASICS GT-2000 14
  • 楽しく走りたいなら → ASICS Novablast 5
  • デザイン性も重視するなら → On Cloudrunner 2
  • 予算を抑えたいなら → ASICS GT-1000 13

シューズは投資、消耗品と割り切る

最後に一つアドバイス。ランニングシューズは投資であり、消耗品です。

「もったいない」と思って使い続けるのではなく、適切なタイミングで交換する。それが、長く楽しくランニングを続ける秘訣だと思います。1万円〜1万5千円のシューズで、半年〜1年間、怪我なく楽しく走れるなら、決して高い買い物ではありません。

むしろ、シューズをケチって膝を痛めて、整形外科に通うことになったら、医療費のほうがずっと高くつきます。私がそうでしたから(笑)。

これからランニングを始めるあなたへ

ランニングって、本当に素晴らしい習慣です。季節ごとに違う景色と出会えるし、走った後の爽快感は何物にも代えがたい。体力もつくし、ストレス解消にもなる。良いことだらけです。

でも、続けるためには「快適に走れる」ことが何より大事。そのための最初の一歩が、自分に合ったシューズを選ぶこと。

この記事が、あなたのランニングライフの始まりに少しでも役立てば嬉しいです。

あなたのランニングライフが、より楽しく、より快適になりますように。さあ、シューズを履いて、走り出しましょう!

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