Keychron B1 Pro レビュー|省スペース+MacBook感覚で使える最強キーボード

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以前、Bluetoothキーボードのおすすめ記事でKeychron B6 Proを紹介しました。今回は同じKeychronから「よりコンパクトで、MacBookと同じ感覚で使えるモデル」を購入したのでレビューします。

それがKeychron B1 Pro ウルトラスリム ワイヤレスキーボードです。

この記事でわかること

  • Keychron B1 Proの実機レビュー
  • B6 Proとの違いと選び方
  • JIS配列モデルの使用感
  • 省スペースキーボードのメリット・デメリット

B1 Proを選んだ理由

僕がB1 Proを選んだ理由は2つ。省スペースで使えることと、MacBookと同じ75%配列で違和感なく使えることです。

B6 Proも良いキーボードなんですけど、テンキーがある分、デスクのスペースを取るんですよね。僕の作業環境では、キーボードをできるだけコンパクトにして、資料を広げたりタブレットを置いたりするスペースを確保したかったんです。

それに、普段からMacBook Airのキーボード配列に慣れているので、「同じ感覚で使える75%配列」というのも決め手になりました。

Keychron B1 Proの基本スペック

まず、B1 Proの基本的なスペックから見ていきましょう。

  • サイズ: 296 x 130mm(コンパクトな75%配列)
  • 重量: 約425g
  • 接続方式: Bluetooth 5.2 / 2.4GHz無線 / USB-C有線の3モード
  • キースイッチ: シザースイッチ(静音設計)
  • バッテリー: 最大1200時間(約8ヶ月/1日5時間使用)
  • 対応OS: Mac / Windows / Linux
  • キー配列: JIS配列 / US配列から選択可能
  • カラー: レトログリーン、レトロブルー、シルバー、ブラックなど
  • 付属品: 専用カバー、USB-Cケーブル、2.4GHz USBレシーバー

僕はJIS配列のシルバーモデルを購入しました。B6 Proと比べると、テンキーがない分、横幅が約133mm短くコンパクトになっています。この差が、デスク上での使い勝手に影響してきます。

実際に使ってみて良かったところ

ここからは、実際に使ってみて「これは良い!」と感じたポイントを、具体的に紹介していきます。

1. しっかりとした作り、想像以上の高級感

開封して最初に感じたのが「思ったより高級感がある」ということ。

ボディはずっしりとした重厚感があって、7,000円台のキーボードとは思えない質感です。キーキャップも安っぽさはなく、指触りも良いです。

タイピング中の本体のたわみもほぼゼロ。安価なキーボードだと、打鍵時に動いたりする感じがある物もありますが、B1 Proは全くそれがないです。剛性がしっかりしているので、安心してガシガシ打てますね。

7,000円台でこのクオリティは、正直コスパが良すぎると思います。

2. 押し心地が深めで、しっかり打てる感覚が心地いい

シザースイッチ採用で、キーストロークは約1.5mm。MacBook Airのキーボード(約1mm)よりも深めの設計です。

最初は「ちょっと深いかな?」と思ったんですけど、使っているうちに「しっかり押している感覚」が心地よくなってきました。打鍵のフィードバックがはっきりしているので、タイプミスも減った気がします。

ただし、静音性についてはMacBook Airのキーボードの方が静かです。B1 Proも極端にうるさいわけではないですが、静かな環境ではタイピング音がそれなりに響きます。図書館や深夜の作業など、音を気にする環境で使う人は、他の超静音タイプのキーボードを検討するのもありだと思います。

一般的なカフェや自宅での作業なら、全く問題ないレベルの静音性ですけどね。

3. 専用カバーが付属している(防塵・防水対策に便利)

地味に嬉しいのが、専用のキーボードカバーが最初から付いてくること。

上から被せるタイプのカバーなので、使わないときに飲み物をこぼしたときの保護埃の侵入を防ぐのに役立ちます。デスク周りで飲み物を飲むことが多い人には、地味に安心感がありますね。

あと、カバーを付けたままタイピングすると、若干ですが静音性が増すような気がします。キーの打鍵音がマイルドになる感じで、気になる人は試してみる価値ありです。

この価格帯でカバー付属は珍しいので、ポイント高いです。

4. 接続方式が3種類から選べる&認識がスムーズ

Bluetooth 5.2、2.4GHz無線、USB-C有線の3つの接続方式に対応しています。

普段はBluetoothで使っていますが、接続の認識がとてもスムーズで、遅延もほとんど感じません。Bluetooth接続も途切れることがなく、安定して使えています。JIS配列を選んだのですが、Mac側の認識も問題なく、すぐに使い始められました。

遅延が気になるときは2.4GHz無線に切り替えたり、充電しながら使いたいときは有線接続したり。状況に応じて使い分けられるのは便利ですね。

Mac/Windows切り替えもスライドスイッチ1つで簡単。複数デバイスで使い回したい人にもピッタリです。Windowsユーザーの場合、B1にはプリントスクリーンキーが配置されていないので、スクリーンショットを頻繁に撮る人にはKeychron B6 Proの方が良いかもしれません(MacユーザーはCommand+Shift+3などのショートカットで対応できますが)。

5. 省スペース設計で、デスクを広く使える

横幅が約296mmとコンパクトなので、デスク上のスペースを取りません。MacBook Airとほぼ同じ幅なので、見た目のバランスも良いです。

僕の場合、キーボードがコンパクトなのは本当に助かっています。キーボードの横にマウスを置いても、まだ余裕です。

重量は約425gと軽量タイプではないものの、その分安定感があります。タイピング中にキーボードがズレたり浮いたりすることが一切ないので、「重さ=安定性」と捉えています。

軽いキーボードだと、タイピング中に動いてしまってストレスになることがあるんですよね。その点、B1 Proはどっしりしているので、安心して打ち込めます。

6. バッテリー持ちが驚異的に良い

これは使ってみて驚いたポイントなんですが、バッテリー持ちがとにかく良いです。

公称では最大1200時間(約8ヶ月)とありますが、実際に使っていても充電のタイミングを忘れてしまうくらい長持ちします。毎日5〜6時間使っていても、1ヶ月以上充電なしで使えている印象です。

充電のストレスがほぼゼロなので、「気づいたらバッテリー切れ」みたいなこともなく、安心して使い続けられますね。

スマホやワイヤレスイヤホンみたいに、毎日充電を気にする必要がないのは、想像以上に快適です。

7. カラーバリエーションが豊富でおしゃれ

B1 ProやB6 Proはレトログリーン、レトロブルー、シルバー、ブラックなど、カラーバリエーションが豊富です。

特にレトログリーンやレトロブルーは、他のキーボードではなかなか見かけない独特の色味で、レトロな雰囲気が好きな人やおしゃれなデスク環境を作りたい人には刺さると思います。

僕はシルバーを選びましたが、今思えばレトロブルーが欲しかったです(笑)。キーボードって何個も買うものじゃないので、カラー選びは本当に悩みますね。デスクの雰囲気や他のガジェットとの相性を考えて、じっくり選ぶことをおすすめします。

どのカラーも落ち着いたトーンで、大人っぽい印象です。派手すぎず、でも個性はしっかりある。そんなバランスの良いカラー展開だと思います。

ここは改善してほしいと思ったところ

良いところばかりではなく、正直に「ここはちょっと…」と思った点も紹介しておきます。

1. シルバーの塗装がMacBookとちょっと違う

僕はシルバーモデルを購入したんですけど、MacBook Airのシルバーとは微妙に色味が違います。

MacBookのシルバーはもう少し上品で落ち着いた色なんですけど、B1 Proのシルバーはやや「光沢感が強めで、少しギラギラした」印象を受けました。

カバーを付けていればあまり気にならないですが、「完全にMacと統一したい」という人は、ブラックやグリーンなどの他のカラーを選んだほうがいいかもしれません。

個人的には、レトロブルーやレトログリーンの方が、色の質感も良さそうな気がします(実物を見ていないので推測ですが)。

2. キーストロークが深めで、好みが分かれるかも

先ほど「押し心地が良い」と書きましたが、これは完全に好みの問題です。

MacBook Airのキーボードは薄型でストロークが浅いので、それに慣れている人がB1 Proを使うと「ちょっと深いな」と違和感を覚えるかもしれません。

僕は「しっかり打てる感じ」が好きなので気に入っていますが、「とにかく薄型でサクサク打ちたい」という人には向かない可能性があります。実際に触ってみるか、レビューを見て判断したほうが安全ですね。

ただ、数日使えば慣れてくるので、そこまで心配する必要はないと思います。最初の違和感さえ乗り越えれば、快適に使えるはずです。

3. 重量は安定性重視、軽量タイプではない

約425gという重量は、超軽量キーボードを求めている人には少し重く感じるかもしれません。

例えば、Anker ウルトラスリムは約190gなので、比較すると明らかに重いです。

ただし、この重さのおかげでタイピング中の安定性は抜群。キーボードがズレたり、浮いたりすることが一切ないので、僕は「重さ=安定性」と捉えています。

「とにかく軽いキーボードが欲しい」という人は注意が必要ですが、「多少重くても、しっかり打てるキーボードが良い」という人には逆におすすめです。

持ち運びを重視する人には向かないかもしれませんが、デスクに据え置きで使う分には全く問題ないですね。

B1 ProとB6 Pro、どっちを選ぶべき?

僕はB1 Proを選びましたが、正直なところ「B6 Proもいいな〜」とたまに思うこともあります。

というのも、価格差が1,000円前後しかないんですよね。B1が7,000円台、B6が8,000円台前後なので、ほぼ同じ予算でテンキー付きのフルキーボードが手に入ります。この価格差なら、どちらを選ぶか本当に悩むところです。

B1 Proがおすすめな人

  • デスクをできるだけ広く使いたい人
    コンパクトで省スペース。資料やタブレットを置くスペースが確保できる。
  • MacBookのキーボード配列に慣れている人
    75%配列でMacBookと同じ感覚で使える。違和感がない。
  • テンキーが不要な人
    数字入力が少ない人なら、コンパクトさを優先する方が快適。
  • キーボードを持ち運びたい人
    スリムで重量もそこまで重くないので持ち運びにはB1 Proがおすすめです。

B6 Proがおすすめな人

  • 数字入力が多い人
    テンキーがあると、数字の入力が圧倒的に楽。
  • 矢印キーを頻繁に使う人
    B1にも矢印キーはありますが、B6はより標準的な配置で使いやすい。
  • MacBookのキーボードでは物足りない人
    フルサイズのキーボードで、打鍵感もしっかりしている。
  • デスクのスペースを気にしない人
    値段はB1とそんなに変わらないのに、フルキーボードが使える。コスパで考えるとB6の方が良いかも。

個人的には、「省スペース+MacBook感覚」を重視するならB1 Pro「数字キー・矢印キーが欲しい+MacBookのキーボードでは物足りない」ならB6 Proという使い分けが最適だと思います。

ただし、価格差が1,000円程度しかないことを考えると、「迷ったらB6を選ぶ」のもありだと思います。僕も時々「B6にしておけば良かったかな」と思うことがあるので(笑)。

よくある質問

B1 ProとB6 Proの違いは何ですか?

主な違いはサイズとキー配列です。B1 Proは75%配列でテンキーがなくコンパクト、B6 Proはフルサイズでテンキー付きです。価格差は約1,000円程度で、どちらもシザースイッチ、Bluetooth/2.4GHz/有線の3モード対応です。

JIS配列とUS配列、どちらを選べばいいですか?

普段使っているキーボード配列に合わせるのがおすすめです。日本語入力が多い方はJIS配列、エンターキーの大きさや記号の配置を重視する方はUS配列が使いやすいでしょう。

MacとWindowsの両方で使えますか?

はい、使えます。本体側面のスライドスイッチで簡単に切り替えができます。Mac配列とWindows配列の両方に対応しているので、複数デバイスで使いたい方にも便利です。

Bluetooth接続は安定していますか?

はい、非常に安定しています。実際に使用していて接続が途切れることはほとんどなく、認識もスムーズです。遅延もほとんど感じないレベルで快適に使えています。

充電はどのくらい持ちますか?

公称では最大1200時間(約8ヶ月)です。実際の使用では、1日5〜6時間使っても1ヶ月以上充電なしで使えています。充電を忘れるくらい長持ちするので、ストレスフリーです。

まとめ:省スペース+MacBook感覚で使える最強キーボード

Keychron B1 Pro ウルトラスリム ワイヤレスキーボードは、「コンパクトで省スペース、MacBookと同じ感覚で使える」という、デスク環境を効率化したい人向けのキーボードでした。

7,000円台でこのクオリティなら、十分満足できるレベルだと思います。

もちろん、シルバーの塗装やキーストロークの深さ、静音性については好みが分かれるところですが、トータルで見ればかなりコスパの良いキーボードです。

ただし、数字キーや矢印キーをよく使う人、MacBookのキーボードでは物足りない人は、同じ価格帯のB6 Proの方が幸せになれると思います。スペースを気にしないなら、フルキーボードのB6を選んだ方が後悔しないかもしれません。

「省スペース+MacBook感覚」を重視する人には、間違いなくおすすめできる1台ですね。

※この記事は2025年11月10日時点の情報をもとに作成しています。
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