MAXチップは、MacBookを使い倒しているプロフェッショナルが買うマシーン?
そんな高性能なマシーンは必要ない、価格も高いし、選択に入らない。と考える人も多いと思います。
でも本当は安く買えれば、欲しい人も多いんじゃないかな?
私は発売から1年遅れて2024年の12月に、MacBook Pro M3 MAX 14インチを購入しました。
結果、大満足しています!

MacBook Pro M3 MAXは、2025年現在でも、買う価値が十分にあります。
なぜなら
- M3チップは高性能、Apple inteligenceにも対応している。
- MAXチップは、メモリ36GB〜、高性能で動画編集も3Dゲームも快適
- バッテリーは外出先での使用に十分、かつ、低電力モードが心強い
- PS5クラスの3Dゲームも設定次第で100fps以上で快適プレイ
- M4の発売で割安の今が買い時
高性能、故に、ブログ編集などの軽い作業は、EV自動車のように静かに実行し、
ひとたび、3Dゲームを動かすとF−1カーのようにエンジン(ファン)を唸らせハイパフォーマンスを発揮する。
そんなアルミ箱のMacBook Pro M3 MAXは、誰もが買っても大丈夫なのか?
バッテリーは持つのか?ゲームはどのくらい快適に動くのか?について
レビューを書いていきたいと思います。
【MacBook Pro M3 MAX】や【M4 MAX】が気になる方は、参考にしてください〜
コンテンツ
なぜ?M4ではなくM3を購入したのか
なぜ?M4のMacBook Proが発売された翌月に、M3 MAXのMacBook Proを購入したのか
理由は次の2点
・M4は大幅なアップデートがなかった。
・M3の値引き率が大きく下がった。
公式の比較もM1との比較・・・
Apple
M4は、OLEDでもなく、筐体デザインの変更もなく、
変更点は、チップ性能とフロントカメラの強化、バッテリー駆動時間の向上、Thunderbolt 5
(そこが魅力であればM4は買いの機種です!)
(次世代のM5のMacBook Proも大幅なアップデートはなさそう・・・)
MacBook ProはM4じゃないと困る!と言える魅力的なアップデートがなかったため
M3でも十分だなと思いました。
なぜ?MAXチップを購入したのか
メモリを増やしたかった
MacBook Air M3からの買換えで、メモリ16GBを使っていましたが、3Dゲームをすると軽く10GBはメモリを使用します。
ゲームもしつつ、ブログも書きつつ、動画も編集となると24GB以上が欲しいと思っていました。
しかしながら、最新M4proの24GBは、公式での価格398,800円(ストレージ1TB )・・・
M3proは、標準が18GBであるため、24GB搭載を見つけるのは、整備済製品でも運次第
迷っていた時
価格.comだとM3 MAXは約37万円!?しかも、M3 MAXは最低メモリが36GB!?
私が求めていたのはこれだ〜〜
でも、この値段でM3 MAXが手に入る?正直、心配もしました。
価格.com
もちろん、公式は安心、かつ、14日以内返品可能、学割、金利0円の分割支払いもできる。
(Appleに直接お布施もできる!)
でも、Apple製品が価格高騰する中、MacBook Proを最安値で買いたい!
価格.comは、新品?国内版?保証は?商品が届くまで分からない・・・など不安な面もありましたが、業者さんを選んで、注文したところしっかりと商品は届きました。
安く新品が購入できるショップがあり、価格.comはおすすめです。
(購入は自己責任で)
MacBook Proでゲームをしたかったから
steam
Macでゲーム、今だ、結構ニッチな需要だ・・・と思う方も多いでしょう。
MacBookが使いたい私にとって、Windowsとの2台持ちは予算オーバー
iPhoneとの連携ができるMacBookは手放せない、しかしながらゲームもやりたい。
ゲームとはいえ、冷却が・・・GPUが・・・フレームレートが・・・とか心配したくない。
そんな要望を叶えてくれるのがMacBook Pro M3 MAXでした。
近年では、大々的にAppleもゲームを推していて、バイオハザードシリーズやデス・ストランディング(小島さぁぁん、「2」もMacに出して〜〜〜)、アサシンズクリードの最新作もMacに対応しています。
公式でもゲームを推しており、快適に3Dゲームができますよ〜と宣伝しています。
ならば、快適にゲームができるMAXで予算が合えばいいんじゃないかと。
3Dゲームをしたい人、3Dアニメーションを使いたい人、様々な用途に満足できる性能のM3 MAXなわけです。
購入したMacBook Proについて
早速、価格.comで業者を選び注文!
発送も迅速で直ぐに手元にMacBook Proが届きました。
しかも、新品、Apple公式保証1年付き、バッテリーの劣化もなし!


持ち運ぶなら覚悟しろと言わんばかりの大きさと重さで、バックを占領してくれます・・・
購入したMacBook Pro M3 MAXは、14CPU/30GPU(下位モデル)のモデル
(上位モデルは、16CPU/40GPU)
上位、下位は、CPU、GPUの数に比例して、もちろん性能差があります。
(なんで性能差のあるモデルが売られているかというと、歩留まりという実情が関係しています。)
下位モデルで超十分です。
性能が上がればバッテリー消費も価格も上がるので良いことばかりではないんで
M3 MAX GPU30コアは、ベンチマークにおいてもグラフィック性能は10.65TFLOPSを叩き出しており、理論値はPS5と同等レベルです。
公式によると
Dynamic Cachingにより、それぞれのタスクに必要な正確な量のメモリのみが使われるようになります。これは業界初であり、デベロッパに対して明確であり、新しいGPUアーキテクチャの基礎になります。これによりGPUの平均使用率が劇的に向上し、最も負荷の高いプロ向けアプリやゲームのパフォーマンスが大幅に向上
M3チップファミリーにより、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングがMacで初めて利用可能
ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングがMacで利用可能になり、ジオメトリ処理にさらに優れた機能と効率性をもたらし、ゲームやグラフィックスを駆使するアプリで、より視覚的に複雑なシーンの表現が可能
M3のGPUはM1と同じパフォーマンスを約半分の電力で実現し、ピーク時には最大65パーセント高いパフォーマンスを発揮
M3 Maxは、プロ向けノートブックにおいて業界をリードするバッテリー駆動時間を備える
Apple
MacBook Proで実現可能な最高のパフォーマンスを必要とするプロのために設計されています。
要は、グラフィック性能が向上し、レイトレーシング(光の表現をコンピュータ上で演算して処理する技術、とてもGPUに負荷をかける。)も高レベルで処理でき、グラフィックを重視するソフトでも高画質を期待できますよ〜
また、消費電力性能も向上し、14インチでは従来搭載されていなかった低電力モードが使えるようになって更に外に持ち出しやすくなりました。
つまり、高性能も発揮できるし、省エネで良いところどりなのです!
M1/M2/M4との比較
MacBook Pro M3 MAXの性能を、同性能帯のM1/M2/M4と比較しました。
M4 MAX | M3 MAX | M2 MAX | M1 MAX | |
製造プロセス | 第3世代3nm | 3nm | 第5世代5nm | 5nm |
トランジスタ数 | 不明(1000億前後?) | 920億 | 670億 | 570億 |
CPUコア | 14コア 高性能10コア 高効率4コア | 14コア 高性能10コア 高効率4コア | 12コア 高性能8コア 高効率4コア | 10コア 高性能8コア 高効率2コア |
GPUコア | 32コア | 30コア | 30コア | 24コア |
最小メモリ | 36GB | 36GB | 32GB | 32GB |
最大メモリ帯域幅 | 410GB/s | 300GB/s | 400GB/s | 400GB/s |
バッテリー性能 | 最大22時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大17時間 |
こうやってみると、M4は更に性能の向上が図られていることが分かりますね。
グラフィック性能のベンチマークは、Ultraチップ、M4 MAX M3 MAX(上位)の次に高いスコアを出しています。
CPU性能では、M4 proに負けていますが、GPU性能はコア数の多いM3 MAXの方が高いです。
M4 Maxチップのベンチマークスコアも明らかに ー M3 Max比でCPU性能は約27〜30%、GPU性能は約25%向上か
バッテリー持ちは?
バッテリー持ちについては、CPU、GPUの数が多いMAXチップは不利になる傾向です。
実際、私が使用してみて大体の駆動時間は下表のとおり
バッテリーモード | 使用用途 | 駆動時間 |
高出力 | ゲーム | 50分 |
高出力 | ブログを書く、ネット閲覧、動画閲覧 | 6時間 |
自動 | ゲーム | 1時間 |
自動 | ブログを書く、ネット閲覧、動画閲覧 | 6時間 |
低電力 | ゲーム | 1.5時間 |
低電力 | ブログを書く、ネット閲覧、動画閲覧 | 8時間以上 (体力の限界が先・・・) |
軽い負荷の使用(ブログを書く、ネット閲覧、動画閲覧)では、高出力、自動モードでもファンが回転せずバッテリー消費は抑えられます。
更に、低電力モードは、CPUの稼働を減らしたりすることで、その他のモード以上にバッテリー消費は抑えられています。
3Dゲーム時は、どのモードもバッテリー消費は上がり、低電力モードではパフォーマンスも落ちるという結果に(細部は後述)。
高出力モードでは、ファンが通常より高速回転します。冷却能力が上がるため、負荷が集中するような局面でもシステムが高いパフォーマンスを発揮できます。高出力モードを有効にすると、ファンの音が通常より大きくなる場合があります。
低電力モードは、バッテリーを長持ちさせるため、電力消費量を低く抑えます。MacOS Sequoia 15.1以降では、低電力モードを使用すれば、静かな環境を必要とする作業のためにファンの騒音を減らすことができ、Macの電源を常に入れたままにする場合に消費電力を削減できます。
Apple
高出力モードは、ゲーム中など「これが全力疾走だ〜!」と言わんばかりにファンが勢いよく回るため、うるさいです^^
また、自動モードに比べ処理が爆発的に早くなるかといえば、そうでもなく、使い所が難しいモードでした。
低電力モードは、使用頻度が高いモードです。動画編集ソフト(Davinci Resolveなど)もそれなりに快適に動作するし、ブログ編集等の軽い作業であれば半日使用しても6割ぐらいはバッテリーが残っています。
基本的には低電力モード、ゲームや動画の書き出しなど高負荷の使用をする時に自動モードを使用するという使い方で十分です。
結論は、自分の使用環境であれば、M3 MAXのバッテリー持ちは十分でした。
3Dゲームなどの高負荷のソフトをしない限り、外出先でバッテリー切れという心配はないし、逆にこれ以上バッテリーが減らなかったら、帰宅後に充電するかどうか迷ってしまうため潔く充電できるMacBook Pro M3 MAXはちょうど良いと思います。
PS5並のゲームがバッテリーでできてしまうとは脅威的ですね。
M4のiPadでも3Dゲームできますし、3DSとかやっていた私は技術の進歩に驚いています。
ゲーム体験
MacBook Pro M3 MAXでゲームはできるのか?当然!PS5に負けず劣らずゲームはできます。
M1〜M2チップでもできるゲームはありますが、快適に高品質でとなるとMAXが欲しいところです。
実際に、どの程度の画質やフレームレートでゲームができるかを確認してみました。
個人的には、フレームレートは60FPS以上で高品質なグラフィックを遊びたい。
検証ソフトは【BIOHAZAED RE:4】
電力モードは、自動モードを使用
最初は解像度フルHD(1920×1080)にして、各種グラフィックの設定は最大設定でプレイ。

モーションブラーやテクスチャの品質も最高設定
フルHDの画質ではイベントシーンやムービーシーンなど処理が軽い場面では100FPS以上出ている。



序盤の街なかの戦闘でもフレームレートは60を下回ることはなかったです。

80〜100FPS前後を維持して気持ちいいプレー。


映像は、水や光の表現が美しく、MacBook Proのディスプレイとの相性も良いです。
今度は、最高解像度の3840×1964でプレイ

一気にフレームレートは落ちて、30〜40FPS台に

画質は、一見すると若干ザラザラ感がなくなった?というレベル
レオンのジャケットのファー部分がくっきりしたかなという程度
14インチの画面では、3840×1964までの解像度は不要です。

それよりもフレームレートが低下するので、プレーフィーリングが大きく損なわれます。
結論は14インチのMacBook Proでは、WQHDの2560×1440ぐらいが丁度良い。


この解像度だと、最高画質でも60FPSを切ることはないので快適にプレーすることができます。
高出力モードでもやりましたが、フレームレートの向上は分かりませんでした。プレーフィーリングに影響する程度ではありません。
次に低電力モードでプレイ
同じ解像度、画質設定でフレームレートは、50FPSぐらいまで顕著に落ちます。
ファンは静かになりました。

チップへの熱影響もあるのでできれば冷却性能は確保したいところです。
【BIOHAZAED RE:4】は設定画面で、Appleの超解像技術MetalFX Upscalingをオンにすることができます。

MetalFX Upscalingでは、画質重視、パフォーマンス重視が選択できます。
低解像度を高解像度にアップスケーリングすることで、高解像度と高フレームレートの両立が図れます。MacBookでプレーするならオンにして損はないです。
結論としては、
MacBook Pro M3 MAXでも十分に高画質、高フレームレートで3Dゲームができます。
ただし、4K解像度でゲームをする場合、PS5といったゲームに特化したコンソールか、高性能なGPUを搭載したゲーミンングパソコンに軍配が上がります。
MacBookを購入する人がゲームを主に考えているとは思えないので合格点です。
ゲーム機だとPS5が約8〜11万円、テレビやモニターが8〜15万円、パソコンを別で買うと20万ぐらいの費用が必要です。
MacBook Pro M3 MAXが40万円以内で入手できるならば、1台でiPhoneと連携して、仕事も遊びも全部したいという欲張りな人は、MacBook Pro M3 MAXは良い選択になると思います!
(M4 MAXは更に処理性能とバッテリー性能が向上しています。)
逆にデメリットは、
Mac対応ゲームが少ないこと。
起動できても快適に動作しないソフトがあること。
これらの理由で、Macでゲームの需要向上につながっていないところです。
アサシンズクリード シャドウズはM3 MAXでも30FPS・・・60FP求む!
Playstation.store
MacBookの特徴は、デザイン、iPhoneとの連携、直感的な操作、脅威的バッテリー性能、高性能を携行できるところだと思いますので、ゲームに力を入れると楽しみの幅が大きく広がると思います。
Appleさんゲームに力を入れてくれてください!応援してます!
MacBook Pro M3 MAXのことが分かっていただけたでしょうか?
もちろん動画編集、書き出し等も爆速で処理してくれます。
私とニーズが似ている方などは、バッテリー性能のことは気にせず、買って満足となると思います。
MacBook Proを手にいれ、快適なMac生活を満喫しましょう!
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